夕焼
多くの人は、夕焼けの赤い空を見上げ、一日が終わる無常観に浸るひと時を過ごした記憶があるのではないでしょうか。それは言わば秋の風情だとは思いませんか?。秋の空を赤く染めながら西の山に日が沈んでゆく。そんな風景がピッタリくるのが夕焼だと思います。
○遠き日を思ひ出すなり夕焼けて
しかし、俳句の世界では、「夕焼」は実は夏の季語なのです。夏というと、どうしても灼熱の夏、エネルギッシュな夏というイメージが先に立ちます。けれども、夕焼が夏の季語だということは、実は必ずしもそうではなくて、夏には夏なりの儚さや切なさや無常観がある。そう考える方が良いのかもしれません。
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