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2009年5月

2009年5月28日 (木)

緑陰

毎日新聞に「緑陰寸評」という記事があって、その中に先ほど亡くなったタレントの清水由貴子さん(享年49歳)のことが出てました。見るからに心優しい感じがする女性で、彼女にとって芸能界が水に合う場所だったかどうかは分かりませんが、小学校3年生の時に父を亡くして、身体の弱い母親が内職しながら育ててくれて、芸能界に入ったのも早く母親に楽をさせたかったからではないでしょうか。その母親も年老いて、認知症が進んで、その母を独身の彼女が面倒みて、面倒をみながらも笑顔を絶やさなかった。その彼女が母とともに父の墓前で死を覚悟して、でも母を道つれにすることは出来なかった。あまりにも悲し過ぎますね。

緑蔭に雨後の虫突く鳥三羽

この句もまた、前回のブログ記事と同様、多摩御陵で作った一句です。

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2009年5月25日 (月)

亀鳴く

前回のブログ記事の一句は、多摩御陵で作った句です。多摩御陵の正式名称は武蔵陵墓地。多摩御陵は、昭和天皇陵が造営される以前の名称で、それが現在でも通称で使われているのだそうです。昭和天皇陵(武蔵野陵)にしても、昭和天皇の皇后陵(武蔵野東陵)にしても、古墳時代の墓みたいで、今の日本でこんなにも大きな墓に埋葬される人は誰もいないと思います。さすが、やはり天皇は神様なのですね。

○御陵にて砂利の音聞き亀の鳴く

「亀鳴く」とは、藤原為家の「川越のをちの田中の夕闇に何ぞと聞けば亀のなくなり」から起こったと言われる季語です。本当はあり得ない現象を、幻想という風情とともに春4月の季語にしたとも言われています。(今月は夏5月で、勇み足ですが、ご勘弁を・・・)

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2009年5月22日 (金)

風五月

のんびりと歩きながら五月の風を感じる---これもまた、今の時期だからこそ出来る贅沢です。しかも、そこには、まっすぐ伸びる木々の群れがある。東京都内で言えば、例えば多摩御陵などは、まさにそんな場所でもありますね。

風五月まっすぐ伸びる木々の群れ

でも、なかには「景色を隠す木々の群れ」と感じる方もおられるかもしれません。例えば、五月に入ってから、家の近所の木々に葉っぱがいっぱい茂って、それまで家から見えていた富士山が見えなくなったとか。そうした話も耳にする今日この頃です。

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2009年5月19日 (火)

山法師の花

山法師の花は白というイメージですが、緑色の頃もあって、それがあの様な真っ白な色に変わります。中国では枝いっぱいに花が咲いたときの四方を照らす様子を「四照花」と言っているそうです。何か大きな広がりを感じさせるネーミングですね。

運良くも山法師の花手に取れり

昔、農家の方々は、山法師の緑色が白くなるのを見、田植えをはじめたのだそうです。大自然と共生していたからそういうことが出来たのでしょう。でも、東京都内にも、まだそうした山法師の花を手に取って見ることが出来る場所が残されています。有難いことですね。

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2009年5月16日 (土)

アカシヤの花

川の流れを隔てた道路に、アカシアの花が風に吹かれて舞い降りてくる光景を見ました。道路を白く敷き詰めて雨のように降ってきている感じでした。

一水をへだてて見ればアカシヤ花

この花が春の風に吹かれて、ふわふわ~と上下するさまを見ていると、心が和みます。ホントに気持ちよさそうに風に揺られているのです。ここにもまた小さいけれども、宇宙の広がりがありました。

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2009年5月13日 (水)

俳句随想「ユーミンと俳句」

今回は久しぶりの俳句随想ということで、「ユーミンと俳句」という意表をつくテーマで書いてみたいと思います。

シンガーソングライターの松任谷由美(ユーミン)さんが前作から約3年ぶりに発表したというニューアルバムを聞く機会がありました。ただ、私が聞いた感じでは際立って良い曲はなかったように思います。3年ぶりに発表して、この程度なら、「ユーミンもさすがに枯れてきたなあ」との感があります。もっとも、これが並のアーティストなら、今回のニューアルバムも大変立派なものです。しかし、ユーミンともなれば期待も大きい。ユーミンは、荒井由美当時も凄かったですが、結婚してからは更にますます拍車がかかって新曲を次々と量産し、しかも、どの曲も何れ劣らぬ際立った名曲ばかり。本当に凄い人だと思います。

そして、私は今まではユーミンの作曲センスに卓越したものを感じていましたが、俳句を作るようになってから、あらためてユーミンの歌詞を聞いてみると、これもまた実に良い。俳句的な感性とセンスを感じさせる歌詞です。例えば、名曲「春よ、来い」。この歌詞の中には俳句の季語が色々と使われています。例えば、「沈丁花」とか、「蕾」とか、「花」。それに、「淡き光立つ俄雨」「いとし面影の沈丁花」「溢るる涙の蕾」「空を超えて・・・迎えに来る」「君に預けし我が心」。更には、「眼差しが肩を抱く」---こうした表現も俳句的で、しかも実に良いですね。この様な洗練された名曲を短期間のうちに数多く量産してきたのですから、もうただただ脱帽です。天才という表現は短絡的で、あまり使いたくはないのですが、やはり天才としか言いようがないですね。

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2009年5月10日 (日)

薬の日

今回のゴールデンウィーク(GW)、私の方は今日までお休みを頂きましたが、皆さんはいかがお過ごしだったでしょうか。予期していた通り、今回のGWの海外旅行中に新型インフルエンザに感染して帰国した人たちもいるようで、少し心配です。

さて、5日前の5月5日は「こどもの日」ですが、あまり知られてはいないものの、この日は「薬の日」でもありました。これは全国医薬品小売商業組合連合会が1987(昭和62)年に制定したもので、その昔、時の推古天皇が大和の兎田野うだので薬草を採取する薬狩りを催した故事にちなむのだそうです。

病治癒み仏念じ薬狩

衆生の病気を治し、安楽を与える仏として薬師如来が有名ですが、その大きな薬壷を持たれたご尊容に心が癒される仏様です。

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2009年5月 2日 (土)

新緑

緑が目にまぶしい季節を迎え、小鳥たちの囀りも心地よく聞こえてきます。新緑の持っている瑞々しさ、そして、その間を吹き抜ける風の透明感は人に元気を与えてくれます。

新緑の間をぬつて流る

それに、この季節は木々だけでなく、人も心の中に新緑を出す時期のように感じられます。それを育てるか、育てないかは、その人次第。そして、その心の新緑に栄養を与えてくれるのは、自分だけじゃなくて、周りで支えてくれる人たちですよねその人たちへの感謝を忘れないようにしたいと思います。

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